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実践FXトレーディング―勝てる相場パターンの見極め法(Igrokメソッド)

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本文は約2436文字です

この記事は、日本では『実践FXトレーディング―勝てる相場パターンの見極め法』の著者として知られるIgrok氏のメソッドについてまとめています。

この本は、パンローリングが『FXトレーディング─通貨取引で押さえておきたいテクニカルとファンダメンタルの基本』を出した後に、似たような体裁で似たようなタイトルの本として出版したために勝手に続編だと思われて内容の違いから評価が低いのですが、『実践FXトレーディング―勝てる相場パターンの見極め法』は実力のあるトレーダーには評価の高い、良書です。

↓が先行して出版された本。悪い本ではありませんが、少し内容が古いです。

しかし、『実践FXトレーディング―勝てる相場パターンの見極め法』という本は日本ではそれなりに知名度があると思います。そこに書かれている手法がIgrokメソッドです。

この記事を書いた人

欧州でトレーダーやっています。トレードはFX、仮想通貨、株価指数がメイン。トレード手法はプライスアクション、Supply/Demand、サポートレジスタンスを組み合わせています。

この記事で分かること

IgrokメソッドのForex Factoryスレッド

実践FXトレーディング―勝てる相場パターンの見極め法』の著者のIgrok氏がForexFactoryに降臨してQ&Aのスレッドを立ち上げてトレードに関する質問に答えています。本では触れられていない内容もありますので、必見です。

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Main move of the day

スレッドを読んでいると、『Main move of the day』の方向にポジションを取るというような記述があります。その定義は、以下のように説明されています。

It’s very simple but not what you might think it is. If intraday “low” has been formed before intraday “high” then the direction of the main move of the day is up. In case the “top” was formed before the “bottom” then it means that the direction of the main move of the day is down. Same on any other time frame.

つまり、一日が始まり、あるタイミングで見ればとりあえずのHighとLowが決まります。その時にどちらが先かで当日の方向が決まる、と言っています。

当日の方向が上昇トレンド:当日のLowをつけた後に当日のHighをつける

当日の方向が下落トレンド:当日のHighをつけた後に当日のLowをつける

これはWeekでもMonthlyでも同じ考え方です。

これが絶対的な決め方というわけではなく、こうやって決めておくと一貫性が出るということです。

この決め方は、トレンドが出ていれば当てはまりますが、レンジであれば振り回されるだけかもしれません。

Igrokメソッドには大きく2つのテンプレートがある

Igrokの方法はATRを積極的に使っています。

初心者にはATRテンプレートが向いていると言ってますが、確かにそうだと思いました。

トレードが難しいのは『いつ(When)』、『どの方向(Where)』に『どれだけ(How much)』動くのかわからないからです。これらをいかに簡単に決められるかがトレード手法としては重要です。

ATRを基準に考えると、『どれだけ(How much)』は想定できます。『いつ(When)』は、Asia時間に動きが小さければその後の時間に1日のATRを満たすために動く可能性が高いということになります。『どの方向(Where)』は、Main move of the dayの方向にということになります。

このようにATRを基準にトレードする場合、トレード方向を決められるなら戦略は上手くハマるケースが多いと思います。

ATR(ADR)を基準としたテンプレート

テンプレートを数字で呼ぶのでわかりにくいのですが、ATRのテンプレートは18.1~18.4まであります。

この中で重要なのが18.1/18.2/18.4です。

テンプレート:18.1

実践FXトレーディング―勝てる相場パターンの見極め法(Igrokメソッド)

テンプレート:18.2

実践FXトレーディング―勝てる相場パターンの見極め法(Igrokメソッド)

テンプレート:18.4

実践FXトレーディング―勝てる相場パターンの見極め法(Igrokメソッド)

チャート形状を基準としたテンプレート

書籍ではDiamondはテンプレートの一つとして特に重要視してないですが、スレッドを見ているとDiamondのチャートばかりが出てきます。

スレッドのチャートの説明

18.4テンプレートの実際の例です。

実践FXトレーディング―勝てる相場パターンの見極め法(Igrokメソッド)
実践FXトレーディング―勝てる相場パターンの見極め法(Igrokメソッド)

一日の前半と後半で色を別けてテンプレートの適用がしやすいように視覚的に12時間ごとにチャートの色を変えたのがこのチャートになります。前半では揉みあい、後半は上に放たれた動きが良く見えます。

まとめ

IgrokのトレードテンプレートはATRをベースとしたもので非常に利にかなっています。

おススメします。

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