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FXに限らず仮想通貨、株価指数などチャートに基づいたトレードでは必勝パタンとも言うべき定番のトレード戦略があります。それは、先行指標と遅行指標を組み合わせることです。
この記事では、先行指標としてサポートレジスタンス、遅行指標としてローソク足の転換パタンを組み合わせることでトレードの必勝パタンについて説明したいと思います。
サポートレジスタンスで起こること
ローソク足のcloseの攻防
サポートレジスタンスというのは基本的にローソクのcloseに影響を与えます。
理由はシンプルに考えればわかります。
ある時間軸のチャートがあったとして、そのチャートの時間軸の関係について考えたことがありますか?
ローソク足チャートというの1つのテクニカルなので、その時間軸のcloseだけが重要なのです。テクニカル指標はほぼ全てローソクのcloseを基準に成立しています。
抜けた抜けないというのは、ローソクのcloseで議論すべきなのです。
ですから、自分がサポートレジスタンスと考えている場所にプライスが来た時にまずやることは、ローソクのcloseを待つことです。
そこで何らかの反応が必ずあるでしょう。
そのサポートレジスタンスが保持されるか抜けるのかは、ローソクのcloseで見るべきです。
ローソク足のcloseを相場参加者が意識的にコントロールしている様が見て取れると思います。
転換のローソク足パタン
もし、サポートレジスタンスで転換するのであれば、ローソク足にその証拠が現れます。
具体的には、まずサポートレジスタンスをプライスが抜けたとしても、ローソク足のcloseを待つとサポートレジスタンスを抜けない状態というのが頻繁に起こります。
これは下ヒゲ、上ひげという状況ですが、ダマしの一つです。
サポートレジスタンスを抜けたと思って飛び乗った人達は捕まります。
そうすることで、捕まった人達のポジションは反対に動く燃料になります。
結果として、ローソク足のcloseがサポートレジスタンスを抜けず、更に大きなひげをつけ、天井であれば陰線でclose、底であれば陽線でcloseすることで、転換とみなす相場参加者が増えます。
こうなると、相場参加者が全て同じ方向を見ていますから、まず負けません。
どういうことかといえば、初動で入ってきた機関投資家が味方に付いているとでも思えばいいです。
Look Left!! チャートの左側を見る
サポートレジスタンスを見るときはチャートの左をよく見てください。
自分がサポートレジスタンスと考えている所で、先ほど述べた転換足のローソク足パタンがでていませんか?
そして、その後、しばらく反対方向に進んでいませんか?
過去のチャートの動きを見て、今回も同じような動きになっていれば成功する確率は高いと考えるのが人間でしょう。
相場は人間が動かしているというのを忘れないようにしましょう。
低リスクのエントリチャンスを見極める
サポートレジスタンスに大きなローソク足でプライスが突っ込んできたときに大きなひげをつける動きになったときに、実はそこが天底である場合がおおいです。
つまり、転換するときにはヒゲの先端が守られるということです。
であれば、そこにSTOPを置いてエントリするということができます。
サポートレジスタンスを突き抜けたヒゲのなかでエントリするというのは、リスクリワードの観点から言えば、リスクが小さく転換の初動ですからリワードが大きいのです。
ローソク足のマルチタイムフレーム
マルチタイムフレームという言葉が好きな人も多いと思いますが、ローソク足だって立派なMTFのテクニカルです。
今回のケースで言えば、それぞれの時間軸のローソク足のcloseが重なるタイミングが重要で、それはつまり上位足のcloseを待ちなさいということです。
5分や15分のローソクのcloseを見ても、一時間足のcloseを見なかったらそこでひっくり返る可能性がありますよね。
1時間足のcloseを見たけど、実は4時間足のcloseはまだだとか。
日足はcloseしたけど週足はまだcloseしていないとか。
結局はそのタイミングに向けて誰かがcloseをどうにかしようと頑張っているということを忘れないでください。
closeが重要なレベル、場所であれば、必ず動きが出ます。
まとめ
サポートレジスタンスに勢いよく突っ込んできたときに、ラインでバチンで入るのはチャートを見ていたら怖いです。
どのみちcloseを待たなければならないのですから、いきなりエントリするようなことはせず動きをしっかり見届けたほうがよいです。