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ICOと聞くと無知な素人をはめ込むために悪い大人たちが画策している怪しい存在という認識なので、今となっては胡散臭さしかありません。そんな中、今をトキメカナイ zaifのテックビューロが以前COMSAをICOして話題になっていました。結果的に、COMSAはICOで100億円を調達したわけですが、その後はゴミのような価格で取引されています。いまでもCOMSAのガチホルダーがいるのかわかりませんが、売りたくても買い手がいないでしょうから、売れないでしょうね。
COMSAは1トークンあたり約110円で当初販売されていました。ICOが終了し、Zaifでの取引が開始された直後はCOMSAは瞬間的に2,000円の値をつけるなど大きな盛り上がりを見せたCMSトークンですが、ICOの相次ぐ延期により、価格は右肩下がりに今年3月にはICO価格を大きく割り、60円前後を推移、現在、COMSA [ETH]は¥8.58 という顛末。
ヤルヤル詐欺的な感じがしますね。ガクトコインとそう違いはないわけです。
家入一真氏のCOMSA激おこツイート
家入一真氏がCOMSAのICOに怒っているのは、今回のZaifの仮想通貨流出事件の対応があまりにも無責任で出来レースっぽいので、そういえばCOMSAのICOも同じだったよね、という話からきていると思います。
あまりこういうことをツイートはしたくないのだけど。COMSAのICOに関して、ICO評議会とやらのメンバーになってた方々にはCOMSAトークンが協力に応じて無償で事前に配られてたし、prepreICOで購入できる、限られた方々もいた。その人たちが今、無言を貫いているのは、どうなんですかね?
— 家入一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2018年10月11日
CAMPFIREが自らみなし業者を放棄した時も、金融庁はやたらテックビューロを擁護しCAMPFIREに対しては批判的な立場でしたが、それは、金融庁としてテックビューロを認めてしまったが故に、擁護せざるを得ない状況だったように思います。この現況を、金融庁はどう説明するつもりなんでしょうね。
— 家入一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2018年10月11日
COMSAを担いでいた弁護士、投資家、起業家、メディア、金融庁は、責任説明を果たすべきではないでしょうか。面白いくらいに、異常なくらいに、全ての関わった人間が、無言を貫き通している。
— 家入一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2018年10月11日
あまりにもおかしすぎませんか。この中の幾分かの方々は、ICOのタイミングで売り抜けてます。それって、一般の個人の方々に、ババを引かせる、ババ抜きじゃないですか。
— 家入一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2018年10月11日
僕らの信じた未来、暗号通貨、ブロックチェーン、ICOって、「自己責任」の名の下に、弱き名も無き一個人に、ババを引かせる、ババ抜きだったんですかね?それってあまりにも悲しすぎませんか?非人道的な行為にもっとみんな怒るべきでは無いですか?
— 家入一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2018年10月11日
担いでた人間、説明しろよ
— 家入一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2018年10月11日
ICOは基本的に一部の人間がぼろ儲けするためにある
非常に残念な話ですが、ICOは上場ゴールになることが殆どです。
上場前に散々煽る人たちは多くの場合、売り抜けるのが目的なのです。特に、広告塔として社会的に信用のある人や有名・著名人に無料でトークンを配って素人を勧誘してもらうのはよくある手口で、ねずみ講のような仕組みまであります。
まとめ
ICOはとても簡単に儲かってしまうので、一度甘い汁を吸ってしまうと詐欺だとわかっていてもやめられなくなります。結果的に、信頼も友人も失うのですが日本が不況なために詐欺まがいだとわかっていてもやめられないのが現実のようです。家入氏のような人がいることで少し救われた気がします。