この記事は約4分で読めます。
本文は約2512文字です
為替相場は24時間動いています。株なども世界中で見ればどこかの市場が動いています。
為替は24時間止まらないのが特徴ですが、24時間トレードできるような動きがあるわけではありません。
市場は、東京、ロンドン、ニューヨークと大きく3つに分かれていますが、実体があるわけではなく時間帯が分かれているだけです。どの時間帯にどこの市場参加者が多いかという区分けです。
マーケットが動く時間帯をまとめておきます。
東京時間のイベント
8:45 株式市場オープン
9:55 仲値
15:15 株式市場クローズ
仲値
東京時間の為替は仲値が1つの山場です。毎日仲値までの時間はそれなりに動きますが、それを狙ってポジションを取ってもその後の動きとあまり関係ないので、仲値以降損切りになることが多いです。
ドル不足という言葉がありますが、基本的に仲値といえば上がるイメージ、仲値を通過すれば下がるイメージ。
株との連動
仲値を超えるとその後は株式市場との連動ぐらいしかない感じで、あまり東京時間は積極的にトレードしても値幅が取れないので儲かりません。
ドル円と日経225との連動、相関が一時期強い時期がありました。
日経225とドル円のどちらかが先行指標になっている場合に、その方向にポジションを取れば方向はあっているので利益が出やすいわけです。
例えば、日経225が先行指標でドル円が追従する場合、
- 日経225が上がれば、ドル円も上がる。
- 日経225が下がれば、ドル円も下がる。
という連動が予想できるわけです。
しかし、この方法はよく書籍などにも紹介されているのですが、現実は相場のテーマ次第であり、両者が連動している時期もあれば、逆相関だったり、全く無相関だったりと単純に適用できる方法ではありません。
この手法はお金の流れが相場を動かす原動力なので、適用できるかどうかは相場のお金の流れの状況によります。
東京時間のトレードポイント
まず、仲値に向けた上昇を期待し仲値前に仕込む人がいます。
仲値通過後にその人達がポジションを利食いますので、その結果下げます。それを狙って仲値通過後は逆張りをします。それも長続きしません。
東京時間は金融政策がらみの報道でも動いた時期がありましたが、アベノミクスが影をひそめてから報道には反応しなくなりました。相場にはテーマというものがあっていつも同じものに反応するわけではありません。その時期によく反応するテーマというのがあって初めて動くものです。
株式市場がcloseする前後で株式相場が動きます。たいていはそれまでの動きを調整する動きになりますが、それに合わせて為替も動くことが多いです。
どの時間帯も同じですが、株式市場のオープンとクローズのタイミングが一番動きます。結局動くのは最初と最後だけなのです。為替主体で動くのは仲値ぐらいなものですから東京市場は為替のトレードには向いていません。
東京時間というのは大きく動いたとしても基本的にレンジなのです。もし、ロンドン、ニューヨークで為替が動くのであれば、一日の値幅という考え方を持ち込むと東京時間は動いては困るわけです。だから動かない。
ロンドン時間のイベント
16:00 フランクフルト株式市場オープン
17:00 ロンドン株式市場オープン(ロンパチ)
ロンドン/ニューヨーク時間のイベント
22:00 NY OP カット
22:30 ニューヨーク株式市場オープン
24:00:ロンドンフィキシング
5:00:ニューヨーク株式市場クローズ
※オプション(OP)
設定水準の手前では防戦の売買が、抜けたところではストップロスの売買が活発化しやすい。また、期限(カットオフタイム)に向けて設定水準に収れんする動きを見せる場合もある。※ストップ・エントリー
ストップ・エントリー自体はストップがあって、それを付けたことを必ずしも意味するわけではない。よくあるパターンとしては、ストップが無くてもチャートポイントを上抜け、もしくは下抜けた場合、一段高もしくは一段安が進むケースである。例えばドル円のスポット価格が78.45円にあって、78.50円がチャートポイントとした場合、これを抜けたところで、事前に受けていた買いオーダーが自動的に発動するかたちとなる。これをストップ・エントリーという。 また具体的なケースでは、オール・テイクン・ネクスト(all taken next)というパターンもある。これは上記の例を取ると、78.50円で買いなのだが、同レートに大きな売りがある場合、78.50円の買いはすべて吸収されてしまう。 このため78.50円の売りオーダーをすべて付けてから(all taken)、次のレート(next;例えば78.52円)を買うということを意味する。これによって、チャートポイント78.50円を超えた瞬間に ストップ買いを付けたような動きとなることになる。※マクロ系(ファンド)
マクロ経済分析からみた経済・金融政策などの歪みに着目して投資効率をはじき出して、割安な資産を買い、割高な資産を売るなどの方法で利益を追求するファンド。集中的に取引を仕掛けてマーケットを大きく動かすことがある。米国の年金ファンドなどもこの手法を用いており、マクロ系ファンドにカテゴライズされている。※モデル系(ファンド)
数理モデルなどを用いた投資運用方法により売買を行うファンド。運用スタイルをもとに構築したシステムで自動売買を行うファンドもあり、一定の価格・条件を満たすと瞬時に売買を活発化させる傾向がある。市場では「モデル系の売り」「モデル系の買い」などと略されて使われることが多い。