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FX トレード 損切りできない人は両建てから始めよう

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FXでは売りも買いもできるから、やろうと思えば簡単に両建てできる。

初心者は両建てと言われてもピンとこない。実際、私も両建てと聞いても最初はピンとこなかった。両建てしたことない人は、デモでいいので両建てしてみてほしい。

きっと不思議な感じがするはずだ。

この記事を書いた人

欧州でトレーダーやっています。トレードはFX、仮想通貨、株価指数がメイン。トレード手法はプライスアクション、Supply/Demand、サポートレジスタンスを組み合わせています。

この記事で分かること

両建てとは?

同一ロットで両建てはスクェアと同じである

両建てすると、現在のポジションが打ち消される。

例えば、1lot買って利益が出ていたポジションに対して、1lotの売りをすればポジションはスクエアとなり、売りと買いに挟まれた利益は確保される。

同数lotで両建てすると、手仕舞いしていることと同じ効果がある。しかし、実際には両方のポジションは残ったままである。

次の例として、1lot買って損失が出ていたポジションに対して、1lotの売りをすればポジションはスクエアとなり、売りと買いに挟まれた損失が確保される。

初めて両建てすると少し混乱するかもしれないが、そもそも利食いや損切というのも反対売買しているだけだから、本質的な違いはない。両建てのメリットは気軽に利食いや損切りができることである。優柔不断な人は損切りや利食いで迷うが、それはその後の展開がわからないから決断できないのだ。

両建てはあくまでも仮なので、損切りや利食いの心理的な負担が全く違う。

両建てすると両方のポジションがあるので相場の見方が柔軟になるというメリットもある。

両建てはポジポジ病の対策になる

ポジポジ病の人は、利食いや損切りをした後にすぐにトレードチャンスを探しはじめないだろうか?

この理由は、常にポジションを持っていないと不安になるからである。なぜ不安になるかといえば、相場の動きを逃したくないからである。だからとりあえずポジションを取ってしまう。

相場はエッジが無いときにエントリしても仕方ないから、常にポジションを持つ必要もない。しかし、相場初心者はそこが腑に落ちていないからポジションを取りたくなる。

初心者は相場に方向が出ていない、つまり、レンジの時にエントリと損切りを繰り返してしまうが、今がレンジかどうかも判断がつかない。

そういう時に、両建てすることでポジションを取りながら相場に動きが出るのを待ったらどうだろうか。そうすればポジションを持ちならが、損益は固定されているので、冷静に判断できるのではないだろうか。

両建てするタイミングは?

両建てを行うタイミングは、利益確定と損失限定のどちらかである。

利益確定から見ていこう

利益確定

利が乗っている状況で、皆が利益確定するような場所に到達したら、そこでは反発を覚悟しなければならない。そこで一気に抜けると思い込むのは勝手であるが、ほぼ確実に反発する。エントリ位置が悪ければそのまま建値に戻ってきてしまうことが殆どだろう。

そうならないためにも、両建して一度利益確保しておくことをお勧めする。もしサポートレジスタンスで反発してしまったら、レンジになる可能性があるので、利益を保持したままレンジを抜けるのを待つこともできる。レンジを抜けて進む方向が明確になった上で、徐々に両建てのポジションを解消していけば戻りでも利益になる。

損失限定

トレンドが明確で、押し戻りでエントリしたにもかかわらず、想定していたよりも押し戻りが深くなってしまった場合、逆行することになる。ここで、即座に両建てすることで次の押し戻りまでのポイントに到達するまでの間の逆行期間を利益にすることができる。

内容的には損切りして、ドテンしたのと同じであるが、心理的な影響はかなり違うことに注意されたい。

両建てすると証拠金が減る

両建てするとポジションをcloseするのと同じであるから、必要証拠金も相殺されて減る。激しいドローダウンに見舞われて証拠金維持率が100%を下回ると、もう何もできなくなる。

こういう状況では、焦って損切りせずに、両建てしてポジションを軽くすることで次の策を考える時間ができる。

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