[MT4]伝説のトラリピEA、くるくるワイドはトラリピの弱点を克服できる救世主か？

この記事ではリピートイフダンの手法についてまとめています。この記事を読むことでリピートイフダンの手法の優位性について理解することができます。

この記事を書いた人

海外プロトレーダー

欧州でトレーダーやっています。トレードはFX、仮想通貨、株価指数がメイン。トレード手法はプライスアクション、Supply/Demand、サポートレジスタンスを組み合わせています。

トラリピとは

トラリピ®という言葉は一般的ですが、M2J(マネースクエアジャパン)の登録商標であります。

トラリピ®とは、トラップリピートイフダン®の略で、時間をかけず、リスクを限定して、自動的に利益確定をくり返してくれる自動利益確定ツールのことを指します。

特許は既に成立しております。

平成22年1月22日特許取得　特許番号：特許第4445006号

特許が成立しているので、トラリピ®の手法を使ったMT4で作成したEAなどを販売することは出来ないということです。もちろん名前も使えません。

オリジナルのトラリピはM2Jに口座開設しないと利用できないのですが、難点は手数料の高さです。それでも利用者はかなり多く、手法としての優位性はあると言っていいと思います。

トラリピ®の何が素晴らしいのか？

想定レンジの中を上下しているだけの相場では利益を積み重ねることができます。

トレード方法自体は知ってる人は知ってる話で別に発明でもなんでもないと思うのですが、初心者でも理解して簡単に使える環境を提供したことが素晴らしいと思います。

M2Jから見れば、トラリピは手数料をガッポリとりつつ、トレード回数が劇的に増えますから、手数料収入がうなぎのぼりに増える賢い戦略だと思います。特許を取って権利を抑えたいというのはわかる気がします。

トラリピ®に関する情報発信はラジオ日経のザ・マネーが便利

ザ・マネー　ラジオ日経

トラリピ®の安全性・リスクは？

M2Jは投資手段としてトラリピを広めたいようですが、トラリピは基本的にはレンジ手法なので、逆張りになります。

逆張りはレンジをブレークしてしまえば一気に損切りになります。ポジションを大量に保有して損切りしなければ証拠金維持率が100%を割ってしまい、強制決済されて証拠金が大幅に減って退場することはあり得ます。

リーマンショックやアベノミクスなどの一方的なトレンド相場では、想定レンジも意味を持ちませんからトラリピが安全というのは間違いです。損切りせずに含み損を抱えてしまえばいずれ破滅します。

無料トラリピEA TrapRepeatIFD.mq4

TrapRepeatIFD.mq4 使い方説明

【機能】
トラリピを行うEAです。

・トラップの最大価格とトラップ幅、トラップ本数を指定して実行します
現在価格と建値を比較して、自動で指値発注と逆指値発注を切り替えるので
価格を気にせずに好きな範囲でトラップを仕掛けることが可能です

・買いトラリピ、売りトラリピともに実行可能です

・逆指値モードの実行が可能です

・ストップロスを指定することが可能です

【パラメータ説明】

・lots：
1トラップあたりのロット数です。
0.1ロット=1万通過単位の業者が多いので注意してください

・maxOpenPrice：
IF注文の建値の最大値です。
買い売りに関わらず、この値段より「trapIntervalPips」ずつ
下に指値をずらしながらトラップを設定します

・trapCount：
トラップの本数です

・profitPips：
利確幅（pips）です
クロス円の場合は、小数2桁業者3桁業者に関わらず、
常に0.01円単位での指定になります
小数3桁レートの業者の場合は自動で調整されます

・trapIntervalPips：
トラップ幅(pips)です
利確幅同様に、クロス円の場合は0.01円単位です

・stoploss：
ストップロスを設定する場合は、ここに価格を設定してください
0を指定すると、ストップロス無しになります

・isBuyTrap：
買いトラリピか売りトラリピを指定する区分です
true:買い、false:売りトラリピ

・magic：
マジックナンバーの最小値です
実際のMagicNumberは、この値にトラップの注文ごとに
１ずつ足していって作られます

・isTrendFollowOnly：
逆指値モードで動作させるかどうかの区分です
true:逆指値モード、false:通常発注モード
逆指値モードについては、「逆指値モード」を参照ください

・stopOrderSpreadPips：
逆指値モード使用時に、建値をどれだけ現在値が下回ったら
逆指値注文を出すかを指定します
例えば、stopOrderSpreadPips=5 指定時には80.00円建値の注文は
79.95円になった時点で逆指値で注文されます

逆指値モード

○○ショックなどで相場が一気に暴落するときや、強力な下げトレンドでどんどん値が下がっていく時に、指値で注文を出していると、すべてが約定します
でも、これらのポジションは、ほとんどの場合でリピートするチャンスもなく、ポジションを持つと同時に大きな含み損を抱えたまま、塩漬けが確定してしまいますこれを何とかして防げないかなぁと考えていましたそこで考えたのが、指値でトラップを仕掛けるのではなく、ある程度ターゲット価格を下回った場合に逆指値で発注するようにする方法です。具体的には、1ドル=85円でトラップを仕掛けたい場合に、85円の指値注文を出すのではなく、例えば84.70円を下回った時点で85円の逆指値を出すようにしますそうすると、いったん底を打って反発局面でポジションを持つことになるので、不要な塩漬けポジションを減らせるのでは無いかと思いますトラップ幅1円でトラリピを設定しているとして、90円→80円→85円と相場が動く場面を想定すると、
普通のトラリピでは80円の時点では90円～80円の11本の買いポジションが塩漬け状態となっています
含み損もそれなりに大きく、精神的にも厳しい状態になりますしかし、逆指値モードのトラリピだと、全く反発せずに下げ続けたような場合だと80円の状態で塩漬けポジションがゼロということも期待できますその後、85円まで反発する過程では、順に逆指値でポジションが構築されて決済されていくので利益も大きく変わらないことが期待できます

TrapRepeatIFD.mq4 ダウンロード

MT4でトラリピするときのMT4の最適化手順

MT4の自動売買ツールを使ってトラリピするときにはVPSをレンタルしてMT4を稼働させることになります。VPSはデスクトップPCと同じような性能を求めると高額な費用が掛かります。そこそこのVPSの性能でMT4の能力を最大化する必要があります。

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トラリピの弱点を克服している人がいた！

トラリピは想定レンジをブレークしたら損切りするか、レンジを拡大するしかありません。想定レンジをブレークしても損失にならない方法を考案して実践されている方がいます。

FXくるくるワイド投資術

トラリピを仕掛けている方向と逆のポジションを同時に持って、トラリピを仕掛けている方向と反対にレンジブレークした時には利が乗っている逆のポジションで損失を補てんし、更にスワップを受け取っていることで、レンジをどちらに抜けてもプラスにするという、限りなくリスクを抑えたくるくるワイド（トラリピ手法）を考案されています。

魚屋さんのブログはFC2ブログなので、広告も大きく読むのがツライ感じですので、魚屋さんの書籍で読んで勉強するのが良いかもしれません。

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開発者は川崎ドルえもん氏。FXを始めて6年目の兼業トレーダー。

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トラップ系トレードFX業者

ループイフダンのメリット・デメリット

ループイフダンは、アイネット証券が提供するトラップトレードシステムです。トラリピと比べてループイフダンは後発なのでトラリピにはない強みがあります。

ループイフダン最大のメリット、強みは「取引手数料無料」です。しかし、約定力に難があるとも言われており、重要なタイミングで約定できない可能性が懸念されます。

• メリット
  • 圧倒的に取引コストが安い
  • トラップ幅の設定ができない
  • 通貨が4種類しかない
• デメリット
  • 約定力

トラリピのメリット・デメリット

トラリピは、トレードコストが高いのが最大の弱点です。しかし、それを除けばトラップトレード先駆者として他社を凌駕しています。特許関係の係争やら、嵩む広告費など利用者からみると関係ない部分でコストがかかるシステムなので、将来的にもトレードコストは下がらないと思います。

• メリット
  • 「通貨ペア」が11種類と多い
  • “値幅”の設定が自由にできる
  • 「約定力」
• デメリット

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