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この記事では、FXトレードで一番難しいと言われる利食い、利確方法をまとめています。
この記事を読むことで、根拠のある利食い、利確ができるようになり、トレード結果に一貫性を持たせることができますのでトレーダーとしての優位性を高めることができます。
値幅で利食い
目標の値幅がチャート形状で決まっている場合に、その値幅を達成したら利食います。
- 1-2-3パタンやA-B-CパタンなどのN波形の場合はNが完成したところ
- 三尊や逆三尊の場合は、ネックラインからTOP(BOTTOM)までの値幅と同じところ
- ダブルボトム、ダブルトップもネックラインからTOP(BOTTOM)までの値幅と同じところ
ATRで利食い
一日の値幅で利食いをする方法です。
各ペアごとに一日の値幅が計算できますので、そのポイントで利食います。
利食いとは逆の発想でトレーリングSTOPをATRに設定して利食いをする方法もあります。
時間で利食い
相場では、時間という区切りで参加者が行動を起こします。相場のメインプレイヤーも世界各国にいる人間なので、24時間いつでも動くわけでもありませんし、テキトウな時間にエントリや利食いをしているわけでもありません。
相場のメインプレイヤーの動向を気にしなければならない理由は、彼らが少なくとも直近のトレンドを形成しているからです。彼らが、利食い、損切りすればトレンド方向は変わりますから、それを無視していれば急な逆行に巻き込まれます。
ローソク足のcloseで利食い
長期のローソク足のcloseのタイミングで利食います。
このような方法はローソク足の本体の分の値幅を取りたいときに有効です。
例えば、1時間足のOpenでエントリしているならば、そのローソクのcloseで利食います。
セッションの終わりで利食い
セッションの終わりでは相場参加者が入れ替わり、新規のプレイヤーが参入します。相場参加者の入れ替わりで次のオーダーフローが発生します。その結果、今までのトレンドが急に反転することがあります。
- セッションのトレンドを形成してきた主要なプレイヤーはセッション終わりでポジションをクローズ
- 新規参加者が次のトレンドの形成を狙い、大きいポジションを入れてくる
トレンドが継続する場合でも主要なプレイヤーがセッション終わりでポジションをクローズするので相場はそれまでのトレンド方向と逆に動きます。その動きは、トレンドが継続するのであれば押し戻りの動きに見えますし、トレンドが転換するのであれば初動の動きに見えます。
いずれにしても、セッション終わりや開始で発生するオーダーフローに巻き込まれると一気に逆行する場合があります。
それを避けるために、東京時間の終わり、ロンドン時間の終わり、NY時間の終わりで利食います。
一日の終わりで利食い
これは日足のローソクで見ればcloseが相当しますし、セッションで言えばNY closeに相当します。いずれにしても、一日の値幅を取る場合などはその日の終わりまで保持して利食いするという方法があります。
サポートレジスタンスレベルで利食い
Pivot
キリ番
まとめ
チャートをにらめっこして動きを見ながら利食いをするのは難しいです。理由は簡単です。それがわかればドテンすればよいのでエントリも完璧になるからです。
現実にはそうはならないので、利食いは難しいのです。
利益を積み重ねるためには、拙速な利食いをしていてはリスクリワードが悪化して遅かれ早かれ退場します。損小利大を目指すのであれば、そうなるように利食いしなければなりません。
そのためには、伸ばせるときは伸ばすというのが基本になりますが、それがいつかというのは誰にもわからない訳です。としたら、取れる可能性のあるところまで頑張って保持することしかできません。
取れる可能性のあるところを今回の記事ではまとめてありますので是非参考になさってください。