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【FX】95%のトレーダーが相場から退場する本当の理由とは?

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95%のトレーダーは遅かれ早かれマーケットから退場するらしいじゃない。トレードで生き残るにはどうしたらよいか教えて!

トレード手法によってトレードの難易度が変わることをまず知ることじゃ。
トレーダーが高確率で退場してしまう理由は難易度の高いトレード手法を欲に目がくらんで選ぶせいじゃ。
 
この記事は、トレーダーが高確率で退場してしまうトレード手法について説明しておる。また、この記事を読むことで簡単に退場しないトレード方法についても知ることができるから、少し長い記事じゃがぜひ読むように。

この記事を書いた人

欧州でトレーダーやっています。トレードはFX、仮想通貨、株価指数がメイン。トレード手法はプライスアクション、Supply/Demand、サポートレジスタンスを組み合わせています。

この記事で分かること

トレードで生き残るには、自分が取引している相手を知る必要がある

個人トレーダーは、FX業者を使って取引するのが普通です。自分の敵は身近なところにいることを知らなけれなりません。

敵を知り己を知れば百選危うからず、というじゃないですか。

殆どのFX業者はB-bookと呼ばれるタイプのブローカーです。B-book業者は顧客のオーダーを市場に流さず、呑んでしまいます(競馬のノミ行為と同じ)。理由は簡単でそのようにすることがFX業者の利益を最大化できるからです。

日本でよく見かける業者でキャッシュバックや入金ボーナスのキャンペーンを行っている業者は間違いなくB-book(呑み業者)です。

つまり、FX業者のビジネスモデルは、顧客が入金したお金を、顧客がトレードで損することで、その損失がFX業者の利益に移転するという仕組みです。

ですから、FX業者の至上命題は顧客に損してもらうことなのです。

FX業者のタイプは、A-bookとB-bookがあり、詳細は以下の記事を参照してください。

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顧客に損してもらうためにFX業者がやっていること

FX業者と顧客は利益相反の関係にありますから、顧客が利益を出すことが、FX業者の一番の不利益になります。

そのような前提に立てば、入金した証拠金が底をつかず、利益を出金する顧客が最も好ましくない顧客となります。顧客に利益を出金されればそれはFX業者の損失になるからです。

つまり、追加入金もせず、最後には勝つ人が、FX業者に一番嫌われます。

一番難しい短期トレードで利益が出やすい環境に顧客を囲い込む

FX業者がトレードしやすい条件を提示していたら、それを生かそうと考えるのが普通の思考過程です。

しかし、そこが間違いのもとです。

FX業者の宣伝文句には、トレードしやすい条件として以下のような文言を見かけます。

  • スプレッドがほぼ0
  • 約定拒否なし
  • スリッページなし

これの意味するところは、スキャルピングに代表される短期売買を繰り返してください、とてもいい条件が整っていますよ、と言っているのです。

それを真に受けて、短期売買を繰り返すと勝てなくなります。

短期売買を繰り返すとなぜ勝てないか?

スキャルピングや短期売買というのは、とても難易度が高いのです。

95%の人間が失敗するのは、短期売買をしているからです。短期売買は一度の失敗で利益をすべて吐き出し、今までの苦労が水の泡になるようなハイリスクな取引だからです。

短期売買は、高い集中力と素早いトレード執行が必要になります。誰もができるトレード方法ではないのです。そんな短期売買に素人が手を出すのは、素人がオリンピックに出るようなものです。まぐれで勝てても長期的にみれば勝てるわけがありません。

FX業者から見れば、一番難しい短期売買というフィールドに顧客を引きずり込むことで、欲に目がくらんだ顧客はハイレバレッジで短期間にトレードを繰り返すようになります。顧客は一回の失敗で早々に証拠金が底をつき、新たな証拠金を入金するというサイクルに乗せることができます。

ギャンブルでアツくなって掛け金をどんどん大きくしていくのと似ています。

FX業者は顧客が利益を出しやすいトレード条件を提示して、利益が出にくいトレード方法に誘導するのが目的である

利益を残せるトレード方法はあるのか?

FX業者が嫌がるトレード方法=顧客に利益が出やすいトレード方法

ということですから、FX業者が喜ぶトレード方法をやっているうちはFXでは勝つのが難しいです。

また、よく『大衆の逆をつけ』と言われます。95%の大衆が負けるのは欲に目がくらんで短期トレードを繰り返すからです。その逆を行うのであれば、つまり、短期トレード、ハイレバレッジの反対を行えば、FX業者の思惑から外れますから、良いことになりはしませんか?

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生き残りたいならレバレッジを抑えるべし

初心者にありがちな勘違い

初心者は、FXトレードで短期間に証拠金が何倍にも増えると思っている人が少なくありません。

もちろんハイレバレッジで連戦連勝ならそれも可能でしょう。また、そうやって稼いでいる人がいるかもしれませんが、それは相当稀なケースで、誰もがそのようにできるわけではないと考えた方が良いです。

短期トレードは自然とハイレバレッジ・ハイリスクに向かう

よくハイレバレッジだからといってハイリスクではない、という人がいますが、それはトレード方法によると思います。ハイレバレッジのトレードであっても損切時に失う資産が全資産の1%以下であれば、それは安全なトレードと言えます。

短期トレードの場合は損小利大なので1%の損失では利益は出ません。短期トレードを繰り返すのも体力的に楽なわけではないので、ロットを大きくして大きな損失を許容するなら、ハイレバレッジにならざる負えません。

一度のミスですべてを失う可能性のある利小損大のハイレバレッジ短期トレードでは一瞬の迷いが命取りになり、ミスが許されませんから、人間が続けて勝ち続けられるトレード方法ではないのです。

レバレッジを抑えつつ、利益も確保できるトレード手法こそが人間がやるべきトレード方法なのです。

レバレッジを抑えつつ利益を伸ばすべし

レバレッジを抑えるとはどういうことでしょうか?

単純にトレードロットを小さくするということです。

しかし、小さいロットでは獲得pipsを増やさないと利益が出ません。獲得pipsを増やすためにはポジションの保持期間を長くする必要があり、トレード期間を中長期に切り替えないといけません。

結論から言いますと、デイトレードやスイングトレードといったトレード期間が長いトレードこそが、FX業者が嫌うトレード手法であり、顧客が利益を出しやすいトレード手法なのです。

実際、勝ち組の人はデイトレードやスイングトレードの人が多いわけです。スキャルピングで勝ち続けられる人もいますが、利益相反の関係にありますから、遅かれ早かれ口座凍結されてFX業者から追い出されることになります。

どうしたら損小利大のトレードを行えるようになるか?

ランダムエントリしても負けにくいわけ

基本的には、トレードは損切と利食いを固定してランダムエントリしていても、スプレッド分しか負けません。しかし、ランダムエントリでは結果にプラスの期待値は得られないのでいずれ証拠金は0になります。

ここで注目すべきは、緩やかにしか証拠金は減らないことです。

意外に思うかもしれませんが、資金管理をしたうえで、毎回同じことを繰り返していれば証拠金が一方的に減り続けることはありません。

これは意外に思うかもしれませんが、真実です。

ランダムエントリをやめたらどうなるでしょうか?

エントリをランダムにすると期待値がわずかにマイナスになるのであれば、期待値をわずかにプラスにするにはどうしたらよいでしょうか?

答えは簡単です。

中長期のトレンド方向にエントリすればいいだけです。

手法をこねくり回すことで、手法の期待値がプラスになるわけではありません。トレンドの方向を当てることが期待値をプラスにします。

中長期のトレンド方向にエントリすることで、利益も伸びますから損小利大のトレードになりやすいです。

トレード手法にプラスの期待値があると考えている人は間違いです。トレード手法の期待値は相場環境に依存します。ですから、相場環境が期待値を決めるわけです。

詳細は以下の記事を参照してください。

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損小利大のトレードにするには?

まず、損切りのポイントの決め方にルールを持たせることです。

そのルールに沿って決まる損切りポイントまでのpips数でロット数を調整して機械的にエントリしても良いですが、それだと無駄なトレードが増えます。

損切り位置がエントリポイントに近い場合にのみエントリすれば、リスクリワードの高いトレードにすることができますので、結果的に損小利大にないります。

リスクリワードの目標が1:3だとして、損切りが100pipsもあるならば利食いは300pips動かないといけませんから、そのトレードは時間がかかりますから見送ってもいいのです。損切りも利食いもできない状態では資金が拘束されているのと同じですから、資金効率という面で利食いが遠いトレードは避けた方が無難です。

そうやって、自分に不利なトレード(リスクリワードが低い)やトレードに時間がかかる場合に見送って行けば嫌でも利益は増えます。

10回連敗でもメンタルがやられないロットが望ましい

トレードを続けていれば連続で負けることは珍しくありません。利大損小のトレードを続けていれば10回連続で負けることもあるでしょう。

貴方のロットは、10回連続で負けても同じロットでトレードできるロットでしょうか?

もし違うのであれば、ロットが大きい、レバレッジが高すぎます。

一回のトレードで総資産の5%を失うとしたら、10回連続で負ければ50%を失います。そこまで負けたら同じロットではトレードできません。

トレードの負けに意味を持たせた時点で、そのトレードは間違っています。

負け続けることで、トレード方法を変えなければならないとすれば、負けに意味があるということです。

初心者の方からすれば、こんな小さいロットでは利益が出なくてトレードなんてやらない方がましだ、FXなんて効率が悪いと思うぐらいのロットでちょうどいいのです。

トレードをしていることを忘れてしまうぐらいのロットでトレードしたらリラックスした状態でトレードできるのではないでしょうか?

エントリしていることを忘れるぐらいのロットでトレードするのが一番冷静になれる

ロットが小さくても利益を積み上げるトレード方法

トレードしていることを忘れるようなロット数では、利益が全く積みあがらないじゃないか?と思うかもしれません。

しかし、それはやり方の問題です。

スケールインとかピラミッディングと呼ばれる建玉操作を使えば、リスクを増加させずにロットを増やして利益を増やすことができます。

この辺の話は、以下の記事に詳しいので参考にしてみてください。

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まとめ

この記事では、短期トレードで利益を上げ続ける難しさと、それを推奨しているFX業者の狙いについて説明しました。

決して、中長期のトレードが簡単だといっているわけではないので勘違いしないでほしいのですが、取引ロットを落として保持時間を延ばし、損小利大のトレードを繰り返せば、証拠金は簡単に減りませんし、スケールインやピラミッディングを組み合わせることで勝った時に証拠金が増えていきます。

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